2011年7月アーカイブ

アタシは普段、引き籠りで、基本、家にいることが大好きなので、
余程の用事がない限りは家を出たがらないんだけど、
その出不精がこの何日かで立て続けに目撃したことがある。

オッサン同士のケンカだ。

一度目は夜のコンビニ。
何でも交替要員が遅れているとかで、レジではオーナーの奥さんがひとりで奮戦していた。

いつになく長蛇の列で、レジから対面にある飲料ケースの方まで列は伸びていたのだ。

で、ちょっとずつではあるがレジに近づいて来る間に、
アタシのカゴには、道すがら目が合う、本来ならば買う必要のない菓子類が
ドンドン増えていったのであるが、それはまあいい。

ふと見ると、レジの前は2列になっているような感じで、
同じくらいの時間の長さで待っている30代後半かなぁ、そのくらいの男性がいた。
まあ、単純にこっちサイドに陳列棚を飛び越えて並ぶのが面倒だったんだとは思う。
でも、まあ、正当なというか、主流になった列には居ないとはいえ、
同じように並んでいることには変わりがなかった。

アタシはまあ、その人のがレジが近いんだし、その人の次でいっか!?って感じだったんだよな。

そしたら、今しがたレジを終えた同じくらいの30代後半かなぁと思うような男性が突然、キレた。

「オマエ、ちゃんと並べよ!」みたいな感じだった。

キレられた方も大声でやり返す。
「並んでるだろ!」ってな感じだ。
「それは並んでいるとは言わない!」
「オマエは終わったんだから、関係ないだろう!?」
「関係なくね―んだよっ!その女性(えっ、アタシ!?)の後ろにちゃんと並び直せ!」

もう怒鳴り合いだ。

オーナーの奥さんが何故か平謝りで「本当に申し訳ありません」ととりなすが
ドンドンヒートアップする。

「表に出ろ!」みたいになって、すごい状態。

ひとしきり怒鳴り合いが続いた後に、両名とも飽きたのか、解散にはなったのだが、
男性同士の怒鳴り合いをあまり見たことがないので驚いた。

そして昨晩だ。
アタシは東京駅にいた。
東京駅は始発駅なので何本か電車をやり過ごして並びさえすれば
座って行けるというメリットがある。

アタシも2本分待ってシートに座った。
そしたらだ。至近距離で男性同士が大声で怒鳴り合いを始めた。

片方は50代後半かなぁ。もう片方は30代だと大声で言っていたので、そうなんだろう。

要は30代が割り込み乗車をしたという50代からの注意勧告だ。

「みんな、ちゃんと並んでいるんだから、オマエもちゃんと並べ!
いい年こいてるんだから、それくらい他人から注意されるな!」

「俺がオマエの先に乗ったかよ!?ちゃんと前の人が乗るのを待って乗っただろうが!
それより、オマエは俺に暴力をふるったじゃねーか!」

「あんなもんはちょっと手が当たっただけで暴力に入らん!」
「それはもう世間では暴行って言うんだよ!何なら、このまま降りて駅員のところに行くか?アン?」

「いいですよ!行こうじゃないか!大体だ、オマエのようなヤツがいるから、
こんな腐った訳のわかんない国が出来てんだよ!」

「冗談じゃね~。俺はまだ30代なんだよ!この国を作って来た政治家は
みんなオマエと同じくらいの歳じゃねーか!
30代の権力持ってる政治家なんかいるか!?バカ言ってんじゃね~」

「俺ら世代は一生懸命働いて、日本を盛りたてて来た世代なんだよ!
オマエらは、その苦労のおかげでいられるってことも気付きもしないで!」

みたいな、ジェネレーション問題までもが飛び出し、
ひいてはこの国の未来までディスカッションが弾む。
これが怒鳴り合いじゃなかったら、結構いい話題かもしれないんだけど、
まあオッサン同士のケンカにしか見えない。

お互い通路を挟んで座席に座っているため、段々に混んで来て、お互いが見えなくなる。

最初の並べ、並んだの争いが憂国論議にまで発展したため、
もうお互いに出尽くした感があったのかもしれない。

どちらからともなく「もうやめよう」となり
「周りの皆さん、お騒がせしました」となって話は終わったんだが、
これってよくある光景なんだろうか?

女性同士で大声で怒鳴り合っている光景は目にしたことがないので、
男性特有のものだろうか。

それとも、殿方には正義感に満ち溢れる人と、モラルにやや欠ける人がいて、
そういう組み合わせがパチッと出来てしまうとこんな風な怒鳴り合いが始まるのか。

いずれにしても、元々の原因は滅茶苦茶小さなことなので、
相当なストレス社会なんだと思ってしまう。

ただ女性にとっては怖いだけなので、
大声での怒鳴り合いは辞めて欲しいなぁと単純にお願いしたい。


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たこゆき(ダンナ)がちょっと長く出張に行くと、
見張っているかのように
電化製品だとか車だとかアタシの苦手とする分野の調子が悪くなる。
嫌がらせだろうか?

今回はナント水回り。暮らしで困ることナンバーワンだ。

いやね、台所の流しの調子がイマイチだなぁとは思ってはいたんだよね。

仕方ないから、掃除するわい。
水切りかごの詰まりも取るべく格闘したし、
排水口の中まで手を突っ込んで掃除してやったわさ。
でも、なんとなく悪いのが変わらない気はしていたんだよね。

そこで、アタシは今度はパイプマンとかいうヘドロまで分解しちゃうぞ!っていう
液体にまで手を出して、お掃除してやったわさ。
でも、なんとなく悪いのが変わらない気はしたんだよね。

流れるのよ、一応は流れるの。
でも、なんか思っているようには快適に吸いこんでくれないように思えるわけ。

でもなぁ、気のせいかもしれないし・・・。
流れているし・・・。
一応、努力はしたんだし・・・。
ってことで、自分を納得させて、何日かをやり過ごした。
まあ見ない振りとも言う。

そしたら、明らかに流れが悪くなって行くではないの!
流れるんだけど、流しに水がたまるようになっちゃったのよ。

あーん、たこゆきが居ないときに限って、なんで壊れるかな?

でも、こんなことが解ってはヤツに「また、壊したの?」とか言われて、
甚だ面白くないので自力で何とかするべくアタシは頑張ったんだ。

まず、100円ショップに行く。
排水管グッズはいっぱいあった。なんだ、みんな、詰まらせてるんじゃん!(喜)
最初は50センチのハエたたきの柄みたいのものを買って来た。
ところがだ、こいつは柔らかすぎで、
曲がっている排水管に入っていかない、役立たずだった!

翌日、アタシは50センチの自由自在に曲がる柄のついた配管用ブラシを買って来た。
これでゴシゴシしてやれば、ありゃま不思議、流れちゃった!になるはず!
と思ったのに、まったく事態は変わらず。

翌々日、アタシはこれでもか!と排水管用針金1メートルというものを買って来た!
これで詰まりは良くなるに相違ない!
しかし全くと言っていいほど、肝心の排水管の中に入っていかない。
格闘虚しく、全く役に立たない。

うううー、こころなしか詰まりがいっそうひどくなったような・・・。

そうこうしている内に、たこゆきが帰って来た。

「ううう。努力はしたんですぐぁ、こんなになってしまいました・・・」と
告白した午前1時。

たこゆき「やれやれ、俺様の出番か!?」といった風情でアタシが買って来た
魔法の道具を操り出した。

さすがたこゆき君!なんて役に立つ人かしら!
歓喜の顔で流しを見るアタシ。

「・・・」

たこゆき、トドメを刺したらしい。
完全に詰まった午前2時。

アタシは「暮らし安心クラシアン」に電話した。
こんなこったら、最初からプロにお願いすればよかったのだ。

「え?今は夜間料金で2割増し?じゃあ、いいです。朝まで待ちます」

朝方、颯爽と現れたクラシアンさん。
慣れた手つきで排水管を外しにかかる。

プロがおっしゃるには、何でもウチは工務店がケチって、
流し会社のシステムキッチン用にくっついてくる
蛇腹排水管をそのまま取りつけていたらしい。
これだと、10年近く経過すると蛇腹部分に汚れがこびりつき、
ドンドンと流れる穴をふさいでいく仕組みになるんだそうな。

そこで、アタシがパイプマンという特殊粉を使ったがため、
上の汚れが解けて蛇腹パイプ下に汚れが滞留、
そこを最後のトドメとばかりに、たこゆきがグイグイと押しこんで、
ついに1滴も流れなくなりましたってオチらしい。

マンション住まいだと年に一回くらいは高圧洗浄というパイプ掃除をするので、
詰まりがないらしく、そもそも蛇腹パイプではなく、
フラットのパイプを使っているので、詰まる心配がないんだそうな。

一戸建ての予防策としてはタオルのようなものを排水口に押し込んでおいて、水を貯め、タオルを抜いて一気に水を流すと高圧洗浄のような効果があるとのご講義を受ける。

で、クラシアンさんが今後のためにフラットな排水管に交換するか?とおっしゃる。
まあ、それで半永久的に流れがいいなら、そうするべか。

その金額、驚きの3万8千円!

ぎゃー!今月は娘の年3回の授業料引き落とし月だっちゅーのに、なんつー悪夢。

クラシアンさん、只今、10万ポッキリで
トイレなどの水回り3点セット取り換え絶賛キャンペーン中とかで、
鎌倉だけで100軒くらいの順番待ちを抱えているんだそうな。

水回り、ああ水回り。
普段は気付きもしないが、本当に重要なものだと身に沁みた。



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誕生日プレゼント

| コメント(4)

息子がレジ袋をくれた。

「ほれ」

「??? 何これ?」

「誕生日プレゼント」

レジ袋の中にはこれが入っていた。

「聖☆おにいさん」(著者 中村光 出版社 講談社)


何でも世紀末を無事にやり過ごすことができたイエス・キリストとブッダが
立川でルームシェアをしながら休暇を過ごすっていう話なんだが、
シリーズで出ている人気コミックらしい。

「え?なんで?」

「アンタ、好きじゃん、こーゆーの」

「そりゃ神様という神様、全員大好きだけど。
アタシはワンピース全63巻が欲しいって言ったよね?」

「おう。ワンピースだったら2巻から買ってやってもよかったんだが・・・」

「何故、1巻から買わないっ!?嫌がらせかっ!?
キムさま(木村拓哉さま)がワンピース王だから、
アタシは全巻揃えるって決めたんだぞ!
つーか誕生日プレゼントはワンピースが欲しいって言ったんだから、買って来いや!」

「アンタはキムタクがいいと言えば、全部いいんか!?(呆)」

「悪いか!? つーか、なんでこれも1巻と2巻しかないんだ!?」

「気に入ったら、続きは自分で買えや!
結構、笑えるぞ、それ。アンタ、絶対はまるから」

・・・。

はまった。
結構、うけた。アタシはホント、こういうアホらしい話が大好きだ。

しっかし、なんで?

なんでなんだろう?

なんで、今、誕生日プレゼント?

たこ太、母の誕生日、知っているよね?

すっごく有り難くて、嬉し涙がちょちょキレるんだが、一言言ってもいいかな?

オマエの母親の誕生日1月なんだけど・・・。

今はアタシの記憶によると7月なんだけど?

「わかってるよ」

と言いながら階段を登って行く息子の後ろ姿が見えた。

まっ、いっか、この際、何月でも。



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ライブ、ライブ、イエィ!

| コメント(3)

夏は冬よりもライブに行こう!って気持ちが盛り上がる。

アタシの神様たちはどんな風に信徒に福音をもたらしてくれるのかも楽しみだし、
何より、神様が頑張っている姿を見るだけで嬉しい。

ユーミンもアタシの神様で、小学生のときから変わらずユーミン教。
もう40年!?(ユーミンには喜寿を迎えようが、米寿になろうが
レオタードを着て歌って欲しいし、
KAZUにも杖をつきながらでOKというKAZUルールを作って、
ピッチで現役で走っていて欲しいんだな)

アタシはあんまし大きいホールよりもNHKホールとか、CCレモンとか、
神奈川県民くらいの規模が好きで、
神様がそこでおやりになるときは行きたい!って思う方なのだが

ユーミン、この度、神奈川県民にご降臨なさいました。

もうね、このユーミンのショーはいつも
「非日常を味わって、また明日からがんばって!」みたいなステージで感涙する。
「私のフランソワーズ」なんて、何年ぶりに聴くかなんだけど、
「カンナ8号線」では隣の知らんオバちゃん、号泣してたもんな~(右に同じですが)。
「少しだけ片想い」なんて、一緒に大声で歌ったら、ズキューーン!!だよ。

行った日はユーミンが涙で言葉につまりながらも
トリプルアンコールに応えてくれた日で、
横浜で「海を見ていた午後」を歌ってくれた日にゃ、ファンは目頭熱いよね。

今回のツアー「ロードショー」も舞台を見ているようでもあるので、
お近くを通った際は是非!って感じです。

こういう神様たちのライブは「間違いない」し、
神様たちのファンも年齢を重ねておられるので
神様自身が「(みんな、立っていると)腰、痛いんだって」(ユーミン)とか
「俺は鍛えてるからいいけど、
みんなは(そうじゃないから)遠慮なく座って!」(桑田さん)って
発言があったりして、立つ時は立つけど、
座って楽しむこともOK!みたいな
体にやさしいライブでもあるところも気に入っている。

そんなことで、まだ夏フェスには参加する勇気がない。
体力が付いていかないような気がするからだ。

で、まあ、この辺ならギリギリ体力OK!?ってライブがある。

逗子海岸で毎年、行われている「音霊ライブ」。

http://www.otodama-beach.com/

海の家が会場なので、当然、そんなに広くない。
よって、ステージにメチャ近いってところが特徴。

もちろん水着でOKだし、アルコールOKだし、
解放感抜群なんだけど、なんせステージが始まると、
盛り上がりがハンパなくなるので、蒸し風呂状態、サウナだ。

もう乗らなきゃ損!とばかりに、腕挙げて、
タオルグルグルの世界になっちゃうところがいいよね~。

逗子海岸というとキマグレンなので、彼らをお目当てで行ったんだけど、
他にも「ピアノジャック」と「が~まるちょば」が出ていた。
有名なんだろうけど、アタシは初めて。
意外と面白くて、最後まで結構ノリノリで楽しんだ。

ステージが終わると、オバさんフラフラで
裸足で夕暮れの砂浜を歩きながら、第2会場(飲み屋のこと)に移動したんだが

音霊ライブもこれからが本番。
夏を感じたいけど、まだ感じていない人にはお勧めです!
夏の夕暮れの海は最高だよ~!

それにしても、アタシ、昨日、思ったんだが、
昨日は娘の学校の母友たちと
ガヤガヤ行ったんだけど、逗子でやったから、
当然、アタシは土地勘があると思われているわけ。
土地勘つーのか、道はわかるんだけど、
夜、飲むようなおしゃれな店を1軒も知らないってことに気が付いたんだ。

まあ、神奈川県人会だから地元の人がいて、
詳しくて問題ないんだけど
「なんで6年間も居た場所なのに知らないの?」って聞かれて思ったんだよね。

息子が通学していた時は、中学生のときは娘が小学生、
高校生のときは娘が中学生ってことで、
アタシは夜、行動しなかったんだってことに気が付いた。

今は夜行性になっているから、忘れていたけど、
アタシ、すごいいいお母さんだったんだな!?って(違)。

母友たちと言い合った。

「今はライブでも赤ちゃんを連れて来るような人もいっぱいいて、
ディズニーランドも閉園 まで赤ちゃん連れでにぎわったりして、
ヒールはいて、ネイルして子育てなんて当たり前みたいだけど、
自分たちの頃は考えられなかったよね~」

「でも、何処にも行けないっていう不自由な時代があって、
段々に母も好きなことを単独で出来るようになってきてって感じは幸せなことだよね」

「うんうん、こうやって夜も外で飲めるようになったし!?」

ひとりの母が言った。

「娘がね、大学入っても中高時代のように
『何時に帰って来るの?』なんて言わないでよ!ってアタシに釘をさすんだけど、
アタシは娘に言ってやったの。
『何言ってるの?ママが自由に出かけるんだから、
何時に帰って来るの?って言うのはあなたよ!』って」

「そうだよね~!アタシ達、これからが楽しみだよね~!」

と笑い合ったんだが、それってうまく現役で志望校に入れたらの話ということで、
受験生の母全員、暗くなるってオチ。

女って色んな時代があって、まあ人それぞれだけど、
自由奔放な娘時代があって、結婚してふたりだけの世界のときがあって、
子育てで他のことは何も出来ないって時代もあって、
それで段々とまた自分だけの楽しみを増やす時代が来て、
また父ちゃんと仲良くせざるを得ない時代が来るのかなぁ。

今、子育てで身動き取れない母も、いずれこういう日が来るし、
その日を待たずとも、思い切って一日くらい母ってことを忘れるのも有りだと思う。
そんなとき、ライブはやっぱり最高贅沢な夜になるよね~。

キマグレンのふたりが「明日はもっといい一日になる!」って叫んでくれてたけど、
そんな夏になるといいよなぁ・・・。
みんな、それぞれの夏、がんばろう!



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散々、お伝えしておりますカラスのカー子との戦いでございますが、
なんとカー子以外にも、ここのゴミステーションを狙っているヤツが
発覚したのでございます。ネコの茶太郎です。

茶太郎は手と口を使って、容易に網をめくり、
ネットの中を縦横無尽に駆け巡り、散々荒らしてくださるということがわかり、
なんとカー子との共同作業をしている模様です。

「許すまじ!」との思いで、ウチの狩猟犬、ヨシガスを送り込むのですが
動物同士気が合うのか、ウチのお嬢ちゃん
「何?何?それ、食えんの?美味しいの?マジ?アタシも食べる!」
って態度が有り有りで、ご近所からも「この役立たず犬!」のレッテルを
貼られております。

ったく、この犬は吠えろと言うと決して吠えず、
吠えるなと言うと、ムキになって吠えまくる習性があるようです。
おまけに犬嫌いなもんですから、ご近所では「犬見知り」と言われる有り様。

そんな中、新たなる敵が現れたのでございます。
その名は「雀」。

これはゴミステーションとは関係ないんでございます。
我が家には屋根の近くに鉄で出来た飾りが付いてるんですよ。
これは、何の意味もない、要するに飾りなんですが、普通はロフトにでもして
そこに窓をつける空間になるんだと思うんですが、
予算不足で(ロフトって値段が高いんだよ)ケチったんですね。

そしたら工務店が壁面が寂しいので「無料」で、
そこらに余ってる飾りを付けてあげましょうみたいなことを言ったんですよ。
「ただ!?」という言葉に極めて弱いもので、
そういうことならサッサと付けてちょ!ってことになり、
まあアクセントとして、その飾りが付いたわけです。

そうしたらです。最近、雀がそこを寝床にすること決めたんですよ。
前から大雨のときには、丁度いい具合に屋根の下になっていて
濡れない構造なもんですから、雀が鉄の棒を止まり木にして、
そこで雨宿りをしているのは知っていたんですが、
まあ、大雨だから、庇を貸してあげようかなぁって気持ちでした。

もちろん、落とし物付きなんで、翌朝のベランダ(真下はベランダ)は
フン公害ですごいことになっているんですが、
毎日、大雨じゃないんで、そんなには気にならなかったんですよ。

そしたらです。最近は天気に関係なく、そこをホテルにするようになったんです!
庇を貸したら母屋を取られた状態です!
ホント、ただより高いものはないです。

朝からデッキブラシでゴシゴシやるわけですが、これが結構、辛い。
ムカつくなんてもんじゃないんで、
今度、見つけたら焼き鳥にしてやる!くらいの気持ちですよ。

そこで、アタクシはダンナ(たこゆき)に甘~く、こうささやきました。

「ね~?梯子を買って来て、あなたが登って、
雀が止まれないように有刺鉄線張ってちょーだい ♡」

ダンナはこう言いました。

「無理!」

くそー、色仕掛け?が効かない!
奥方様の深い悩みと、自分の身の危険とどっちが大事なんだ!
アタシは諦めきれずにこう言いました。

「あなたが無理なら、工務店に頼むことになるんだけど、
その多額の費用を払ってくださらないかしら~?」

ダンナはこう言いました。

「無理!」

そして、こともあろうにこう抜かしやがったのです。

「アンタ、暇なんだから、毎日ゴシゴシすればいいじゃん!
たかがスズメにこころの狭い・・・。そんなのは暇な人の仕事!」

あんだとー!?
暇だけど、毎日、そんなことやってられるかーーー!!!
(すべてにおいて、こころが狭いのは当たっているので、文句は言わない)

アタクシはあったま来たので、イケズなダンナのことは無視することに決め、
コンビニで銃を買いました。
ケチったので105円の水鉄砲という銃です。
これで、にっくき雀を撃ち落としてやる!!

アタクシは説明書を読んで、ほくそえみました。
3メートルまでは射程距離であると。
ふふふ、熟睡中の雀を急襲して、二度と泊る気にさせるか!

で、です。
水を満杯にして、打ちまくりました。

ところが全然、雀は動きません!届かないんですの、水という玉が。
当たるどころじゃなく、その雫はアタシの顔面めがけて飛んできます。
おかげ様で、半裸のアタクシは濡れ鼠のようになりました。

夜の夜中にベランダで半裸で天空に向かって銃を撃ちまくって、自爆する女。

微動だにしない雀に敗北感で一杯です。

アタクシは105円を諦めました。
武器が弱過ぎた。
そこでです。
イオン(ここらでいっちゃん大きい量販店)に行って、
チビどもが水鉄砲に群がっている中に押し入り、
380円と580円と980円と1280円で迷いながら、
間を取って、580円(チビが1280円を買ったので、
そこでも、ちょっと負け感がある)を買い求めました。

おーほほほ、これで撃ち落とす!

レディ(娘)が言います。
「銃がいかつくなってる!(この執念、恐るべし、母親)」

たこ太(息子)が言います。
「アンタには無理!(どんくさいから)」

ふふふ、見てろよ!
さあ、勝負は夜です。

朝から晩まで、猫やらカラスやら雀やらを追いかけ回すアタクシ。
ってことで、アタクシは暇だけど、暇じゃないんだよ、たこゆき!!

今夜からアタクシは戦います!



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オバケット

プロフィール

鳥居りんこ・・・1962年生まれ。エッセイスト。
ひょんなことから自前のHPに我が子の中学受験体験談を連載。
後に「偏差値30からの中学受験合格記」として学研より出版。
その他著作として「ノープロブレム答えのない子育て」 「本当に聞きたかったQ&A ぶっちゃけどうよ!?」など。
湘南の漁村に住んでいる。出来の悪い子どもの話と夫婦仲がよろしくない話は三度の飯より好きかも。

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