アタシは普段、引き籠りで、基本、家にいることが大好きなので、
余程の用事がない限りは家を出たがらないんだけど、
その出不精がこの何日かで立て続けに目撃したことがある。
オッサン同士のケンカだ。
一度目は夜のコンビニ。
何でも交替要員が遅れているとかで、レジではオーナーの奥さんがひとりで奮戦していた。
いつになく長蛇の列で、レジから対面にある飲料ケースの方まで列は伸びていたのだ。
で、ちょっとずつではあるがレジに近づいて来る間に、
アタシのカゴには、道すがら目が合う、本来ならば買う必要のない菓子類が
ドンドン増えていったのであるが、それはまあいい。
ふと見ると、レジの前は2列になっているような感じで、
同じくらいの時間の長さで待っている30代後半かなぁ、そのくらいの男性がいた。
まあ、単純にこっちサイドに陳列棚を飛び越えて並ぶのが面倒だったんだとは思う。
でも、まあ、正当なというか、主流になった列には居ないとはいえ、
同じように並んでいることには変わりがなかった。
アタシはまあ、その人のがレジが近いんだし、その人の次でいっか!?って感じだったんだよな。
そしたら、今しがたレジを終えた同じくらいの30代後半かなぁと思うような男性が突然、キレた。
「オマエ、ちゃんと並べよ!」みたいな感じだった。
キレられた方も大声でやり返す。
「並んでるだろ!」ってな感じだ。
「それは並んでいるとは言わない!」
「オマエは終わったんだから、関係ないだろう!?」
「関係なくね―んだよっ!その女性(えっ、アタシ!?)の後ろにちゃんと並び直せ!」
もう怒鳴り合いだ。
オーナーの奥さんが何故か平謝りで「本当に申し訳ありません」ととりなすが
ドンドンヒートアップする。
「表に出ろ!」みたいになって、すごい状態。
ひとしきり怒鳴り合いが続いた後に、両名とも飽きたのか、解散にはなったのだが、
男性同士の怒鳴り合いをあまり見たことがないので驚いた。
そして昨晩だ。
アタシは東京駅にいた。
東京駅は始発駅なので何本か電車をやり過ごして並びさえすれば
座って行けるというメリットがある。
アタシも2本分待ってシートに座った。
そしたらだ。至近距離で男性同士が大声で怒鳴り合いを始めた。
片方は50代後半かなぁ。もう片方は30代だと大声で言っていたので、そうなんだろう。
要は30代が割り込み乗車をしたという50代からの注意勧告だ。
「みんな、ちゃんと並んでいるんだから、オマエもちゃんと並べ!
いい年こいてるんだから、それくらい他人から注意されるな!」
「俺がオマエの先に乗ったかよ!?ちゃんと前の人が乗るのを待って乗っただろうが!
それより、オマエは俺に暴力をふるったじゃねーか!」
「あんなもんはちょっと手が当たっただけで暴力に入らん!」
「それはもう世間では暴行って言うんだよ!何なら、このまま降りて駅員のところに行くか?アン?」
「いいですよ!行こうじゃないか!大体だ、オマエのようなヤツがいるから、
こんな腐った訳のわかんない国が出来てんだよ!」
「冗談じゃね~。俺はまだ30代なんだよ!この国を作って来た政治家は
みんなオマエと同じくらいの歳じゃねーか!
30代の権力持ってる政治家なんかいるか!?バカ言ってんじゃね~」
「俺ら世代は一生懸命働いて、日本を盛りたてて来た世代なんだよ!
オマエらは、その苦労のおかげでいられるってことも気付きもしないで!」
みたいな、ジェネレーション問題までもが飛び出し、
ひいてはこの国の未来までディスカッションが弾む。
これが怒鳴り合いじゃなかったら、結構いい話題かもしれないんだけど、
まあオッサン同士のケンカにしか見えない。
お互い通路を挟んで座席に座っているため、段々に混んで来て、お互いが見えなくなる。
最初の並べ、並んだの争いが憂国論議にまで発展したため、
もうお互いに出尽くした感があったのかもしれない。
どちらからともなく「もうやめよう」となり
「周りの皆さん、お騒がせしました」となって話は終わったんだが、
これってよくある光景なんだろうか?
女性同士で大声で怒鳴り合っている光景は目にしたことがないので、
男性特有のものだろうか。
それとも、殿方には正義感に満ち溢れる人と、モラルにやや欠ける人がいて、
そういう組み合わせがパチッと出来てしまうとこんな風な怒鳴り合いが始まるのか。
いずれにしても、元々の原因は滅茶苦茶小さなことなので、
相当なストレス社会なんだと思ってしまう。
ただ女性にとっては怖いだけなので、
大声での怒鳴り合いは辞めて欲しいなぁと単純にお願いしたい。
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